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手のふるえ

  • #手のふるえ
  • #脳神経内科

手指を動かしたり、同じ姿勢をとっている時に生じるふるえとして本態性振戦があります。中高年に発症することが多く、性差はありません。字を書いたり、コップを持ったりすると手指が細かくふるえ、字が書けなくなり、コップの中身をこぼしたりします。ふるえは精神的緊張によってさらに悪化します。治療薬としてβ遮断薬や抗不安薬が有効です。 安静時に手がふるえる病気としてパーキンソン病があります。比較的大きなふるえで、指先で薬を丸めているような動きに見えます。ふと気付くとふるえており、意識すると止まりますが、しばらくするとまたふるえだします。左右差がみられることが多く、初期には一方の手だけがふるえ、数年経過すると反対の手にもふるえが出現します。またふるえ以外にも筋肉が固くなる、動きが遅くなるなどの症状がみられます。治療として抗パーキンソン病薬が有効ですが、ふるえが強い場合には脳深部刺激療法を行うこともあります

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